ESSAY
味覚は年齢とともに変化する。
このよく耳にするフレーズは、半分正しいけれど、半分正しくないと思う。
例えば僕の場合、確かに小さな頃に食べられなかったピーマンや生魚は食べられるようになった(正確に言うと、ピーマンは「好き」に近く、生魚は「食べら...
POST DATE:2014.04.15
写植オペレーターや電話交換手のように、時代とともに消えてゆく仕事がある。あの仕事もそんな運命にあるのだろうか。それとも、数十年後も今と同じように存在しているのだろうか。シュー、ガチャ、シューという音とともに。
昨年から今年にかけ、縁あって地ビール会社...
POST DATE:2014.04.12
お酒を飲んで気分が悪くなったとき、人は何をしてその状態から脱するのだろうか。夜風に当たる、水を飲む、温かいものを飲む、横になる、顔を冷やす、シャワーを浴びる、あたりだろうか。ただ、そのいずれにしても即効性はない。快方に向かうことはあっても、すぐに元の状態に戻...
POST DATE:2014.04.10
何やらわけがわからないけれど、異様にひかれてしまう国ってあると思う。別にその国が生んだ作家が好きなわけでも、その国の歴史に興味があるわけでも、その国のイメージ写真に使われるような絶景に目を奪われたわけでもない。
僕にとってその一つがアルゼンチンであり...
POST DATE:2014.04.04