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いつかなくなるかもしれない仕事に明け暮れていた

 写植オペレーターや電話交換手のように、時代とともに消えてゆく仕事がある。あの仕事もそんな運命にあるのだろうか。それとも、数十年後も今と同じように存在しているのだろうか。シュー、ガチャ、シューという音とともに。  昨年から今年にかけ、縁あって地ビール会社......

酔いを劇的に覚ます唯一の方法を知ってしまった話

 お酒を飲んで気分が悪くなったとき、人は何をしてその状態から脱するのだろうか。夜風に当たる、水を飲む、温かいものを飲む、横になる、顔を冷やす、シャワーを浴びる、あたりだろうか。ただ、そのいずれにしても即効性はない。快方に向かうことはあっても、すぐに元の状態に戻......

ビールでお腹がいっぱいになる人ならない人

   「ビールを飲むと、すぐお腹がいっぱいになる」。  これは「最初から最後までビールを飲み続ける純度の高いビアラバーが友人から聞きたくない台詞トップ10」にランクインするであろうフレーズだと思う。友人にビールを勧めた後に、こう言われて凹んだ経......

ブエノスアイレスでビールを買う方法

 何やらわけがわからないけれど、異様にひかれてしまう国ってあると思う。別にその国が生んだ作家が好きなわけでも、その国の歴史に興味があるわけでも、その国のイメージ写真に使われるような絶景に目を奪われたわけでもない。  僕にとってその一つがアルゼンチンであり......

帰宅師範代への道

 ポケットから鍵を取り出し、ガチャっと鍵を回して部屋の扉を開ける。玄関の電気のスイッチをオンにするとともに、靴を脱ぎ部屋の中へ。鍵をテーブルの上に置き、冷蔵庫の中から缶ビールを取り出してフタを開ける。テレビのスイッチを入れながら片手でネクタイをゆるめ始める。そ......

20歳の誕生日の過ごし方~私を裁かないで~

       法律の上でお酒が飲めるようになる20歳の誕生日。この記念すべき日にどこで何をしたのか、はっきり覚えている人は意外と少ないかもしれない。20歳当時の僕もそう考えていた。何か特別なことをしなければ、きっと忘却の彼方へ消えてしまうのだろうな、と。......