山陰のビールラバーが集まるオンラインサロンを運営してみたい


 コロナ一色だった2020年が終わり、早くも冒頭をコロナ色に塗られつつある2021年が始まった。個人的に2020年は40歳を迎える節目と、上の子が小学校入学&下の子が年少という子育て初期段階の終わりが重なることもあり、「ちょっと取材仕事を増やして外に出よう!」と意気込んでいた。

 そんな中でのコロナ禍である。数年にわたって毎月手がけていた、山陰の病院をレポートする仕事は春頃から停止となった(まだ復活はしていない)。コロナが少し収まったタイミングで幸いにも中四国関西の取材仕事を得ることができ、下半期は西日本をだいぶ動き回ってルポを書いた。が、12月以降、大手を振って取材をできる状況ではないし、これがいつまで続くか先を見通すことが難しい。

 僕が住んでいる鳥取とお隣の島根、つまり山陰の取材だったら、おそらく感染対策を徹底すれば問題ない。逆に、山陰以外の人が現地取材しにくいぶん、山陰在住ライターである自分には役割があるはず。でも、どう仕事につなげればよいだろう?できれば、大好きなビールに関わることがいいな…と考えて、「有料のオンラインサロンを立ち上げるのはどうか?」と思い至った。

 山陰在住のビール好きがオンライン上で楽しく交流でき、山陰のビール関係の方々が新製品やイベントなどの告知をし(好きな人にとってビールの告知はただただ嬉しい)、僕がそこでしか読めない記事(コラムやレポートなど)を定期的に執筆する。月額は2千円くらいだろうか。ベタに「山陰ビールSTATION」みたいな名前を付けたいが、故郷を離れて都会に住む山陰人やビールマニアも歓迎だ(楽しむより取り締まりを好む“ビールポリス”さんだけは御免被りたいな…)。

 2019年に『山陰クラフトビール』という本を上梓した。あれから鳥取は倉吉、島根は出雲や大根島や益田などに新しい醸造所が続々誕生している。もちろん、本に記載した7つの醸造所からも新たな動きがどんどん耳に入る。これらのクラフト醸造所の最新情報は必ず届けたい。それに加えて、広く「ビール」というくくりで

・自宅にビールサーバーがあるお宅にお邪魔
・スーパーの酒売場担当さんにインタビュー
・スーパードライしか飲まないおじさんに理由を聞く
・20歳になった短大生に山陰のビールを飲んでもらう
・山陰のビールマニアの暮らしに密着
・ビールが美味しいレストラン探訪
・ビールの品揃えが凄い酒屋レポート
・山陰地ビールフェスタの裏側に迫る
・地BeerFest大山のボランティアスタッフになってみた

 などなど山陰のビール事情を、考えられる限り多角的にコンテンツ(テキスト、動画問わず)に落とし込んで随時サロン内で発信していきたい。もともと山陰にはビールイベントがたくさんあるので(自分も「ちょいクラ」というテイスティングイベントや「サンデービールテント」というお祭りを主催している)、そんな既存のイベントに乗っかっちゃえ!と思うけど、面白いオフライン企画も考えてやりたい。山陰と一口に言っても広いので、それぞれが好きなビールを用意して実施するオンライン飲みもきっと楽しいに違いない。

 …とまあ、妄想だけが膨らむけど、オンラインサロンのことなんて名前くらいしか知らない。自分なりに勉強しつつ、とりあえず動いてみることに意味があると思うので、動き出そうとしている次第である。しっかりお金が循環するようになるのが理想だけど、やりたくて楽しいことなのだからマイナスでもいいかな…いやこれでは長続きできないか…と絶賛悩み中。
 
 おすすめのオンラインサロンや、運営にあたってのアドバイス等々ある方はぜひお伝えください!