合計6台!自宅がビールサーバーだらけになってしまった男に色々聞いてきた【PR】


自宅にビールサーバーがある。

これだけでも普通ではないのに、家になんとビールサーバー6台と業務用冷蔵庫3台を所有する人がいるという。

一体なぜそんなにビールサーバーが必要なのか?どうやって手に入れるのか?業務用冷蔵庫は何に使うのか?家族は何と言っているのか?etc…色々疑問が浮かんできたライターの矢野(@beeressayist)。噂の男性が暮らす兵庫県の川西市に行ってきた。

家にビールサーバーを置くようになったきっかけ。

ドライブが心地よい自然豊かな田舎道を抜けると、にわかに街が活気を帯びてきた。小高い丘の上に懐かしい佇まいの官舎が見えてくる。「ここが目的地かな…」と思うや今回の“自宅ビールサーバー人”塩谷雄彦さん(56歳)が笑顔で迎えてくれた。ご挨拶の後、早速ご自宅の中へ。

インタビューは塩谷さん宅のキッチンにて。ご本人の横にあるのが自慢のビールサーバーだ。個人宅では珍しい3連の瞬冷サーバーがキッチンに鎮座ましましている。

車で訪問した私にノンアルビールと燻製ベーコン(卵付き)を用意してくれた心優しき塩谷さん。ご本人はサーバーから注いだバスペールエールを(う、羨ましい…)。質問したいことは山ほどあるが、まずはビールサーバーを家に置くようになったきっかけを聞いてみた。

「6年ほど前、友人夫婦がうどん屋を始めたのがきっかけです。ビール好きの奥様が店に生ビールを置きたいと言うのですが詳しいことはわからない。そこで、当時お手伝いでお店に入っていた私が生ビール担当みたいになったんですね。元々私は整備の専門学校を出て車の整備工場に勤めていたものですから、機械類が大好きなんです。だからビールサーバーにも興味津々でした。もちろんビール好きではあるのですが、私の場合、機械からビールサーバーに入った珍しいタイプだと思います」

このときはまだ家にビールサーバーを置いていない。家に置く直接のきっかけは、余りのビールが発生したことだったそう。

「週の終わりに生ビールが余りますよね、翌週に味の落ちたものは出せないので。それを見て、家にサーバーがあったらうちに余った樽を持って帰って楽しめるのになあと思ったんです(笑)。それから妻を説得してネットオークションにて3万円ほどで落札しました。始めは1口の瞬冷サーバーでしたね」

この一台を皮切りに塩谷さんの自宅ビールサーバー生活が始まった。

気が付いたらいつの間にかビールサーバーだらけに。

1口のビールサーバーに慣れてくると次第に欲が出てきた。

「工夫すれば冷水や炭酸水も出せるし、別のビールもつなげるので3口のものが欲しくなったんです。今使っているこれですがネットオークションで1万8千円くらいでしたかね。これは現在も毎日稼働しています。私たちは夫婦でビール好きなものですから、だいたい週に15ℓは飲んでますね」

おもむろに「他のサーバーも別の部屋にあるので見に行きますか?」と言われて別室へ。いや、そもそもなぜこれ以上にサーバーが必要なのだろうか?

「出張用ですね。近所でビール祭をよく開催していまして、それでサーバーが必要になりました。やっぱり人を呼ぶなら5種類くらいは用意したいじゃないですか」

前回の記事でも痛感したのだが、個人でビールサーバーを所有している人は人を喜ばせることが大好きである。

こちらがサーバーの一部。ちなみに中央にある陶器のドイツ製のドラフトタワーは、ネットオークションで気になって入札してみたら落札できてしまったもの。これ以外にも氷冷サーバーと樽冷サーバーが保管されてある。いずれも現在は使用されていない。正直、ノリで落札してしまって後悔することもあるそうだ(そうだろうなあ)。

自家醸造用の業務用冷蔵庫も導入。

ビールサーバーだけじゃないのが塩谷さんのすごいところ。別室にはなんと業務用冷蔵庫も複数鎮座ましましていた。この理由を聞くと…

「ビール好きが高じてホームブルーイングをやっていました。もちろん、本に書いてある用量と用法を守ってですよ。最近は忙しくてできなくなってしまいましたけど、一時期は熱心にやっていました。夏場は暑くなるのでどうしても冷蔵設備が必要なんですよね。大麦を育てている友人がいて、彼が収穫した大麦でビールを造ったこともあります」

ここまで趣味道に生きて、奥様は何と言っているのだろうか。いくら奥様もビール好きだったとしても、さすがに怒りそうなものだが…。その辺について尋ねると、非常に有益な答えが返ってきた。

家にビールサーバーを置くメリットとデメリット。

「ビール関係に限らずクルマの購入などでもそうですが、まず私は呟きから始めています。“○○があったらいいな”“○○があれば○○のとき便利だよなあ”とかってごにょごにょと(笑)。その後、カタログなど読めるものをさり気なく置いておきます(笑)。3段階目は楽しくなるような未来を描きながら、買うものの付加価値を語ることですね。そして無事に買うことができて終わりではありません。日々、アンテナを張って妻に実際に喜んでもらいます。例えば、外食時に美味しかったメニューのメモを取ったり、動画サイトを見て研究し料理を作ったりします。美味しいビールをサービングするのも忘れませんよ」

なるほど…。世の中、夫が計画を隠して隠していざ実行に移して妻が大ブーイング。というケースが後を絶たないのに、世の旦那必読の説得術ではないだろうか。さて、最後に自宅にビールサーバーを置くメリットとデメリットを聞いた。まずはメリットから。

「これは一定の知識と専用の道具が必要ですが、タダ同然で炭酸水が飲めるのはすごくいいですね。チューハイや梅酒、ハイボールなんかも簡単です。また、出張用のサーバーがあると絶景の中でビールが飲めるのが最高ですし、友達にも喜ばれます。あと今日はコップ1杯のビールでいいか、というときにもビールサーバーだと自由に量が調節できるからいいですね」

デメリットを聞くと、やはり「洗浄」という回答が。

「うちのように毎日使うわけではない家庭では、瞬冷サーバーの水を抜いたりする手間は発生しますよね。あとはやはり洗浄ですよね。うちは2年くらい前からエコさららという洗浄酵素を使っていますが、これは非常に楽ちんです。以前はスポンジ洗浄を何度もやっていましたが、水もガスも時間ももったいないですからね。エコさららだとスポンジ洗浄が不要だし、酵素だから安全だし、コックなど汚れた部品やグラスなどを浸け置き洗いすることもできます。家に一本あると助かります」

おしまいに

おそらく個人でここまでビールサーバーや業務用冷蔵庫を所有している人はいないのではないだろうか。短い時間ではあったが非常に濃密な時間を過ごさせていただいた。機械の知識も豊富だし、「師匠!」と呼びたくなってしまった。

塩谷さんの好きな時間は、奥様のためにキッチンで料理を作りながら、背中にあるビールサーバーで軽く一杯やるひととき。

なんて幸せな時間だろう。この方はビールサーバーの達人である前に人生の達人だな…と強く感じた今回の取材だった。ご協力いただいた塩谷さん、ありがとうございました!今度はぜひ、ビールで乾杯しましょう!

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