箇条書きと写真で綴るビア旅(大阪~兵庫編)その1


・朝5時に起床し、大山町から大阪の箕面をめざす。まずは山陰道で鳥取市方面へ。鳥取市内から鳥取自動車道に乗り、兵庫の佐用ジャンクションで中国自動車道に乗るという流れ。約3時間半。

・鳥取県の本当に素晴らしいところは、山陰道も鳥取自動車道も無料な点。1円も払わずに約2時間、高速道路で進める。本当に素晴らしい(本当に素晴らしいから2度言う)

・途中、朝食休憩。豚まんを頬張る。肉まんではなく、豚まんであるところに、西日本を感じる。

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・今回は一度も迷わず箕面ブリュワリーに到着。大好きな醸造所なので、いつか必ず見学したいと思っていたので感慨深かった。

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・昨今、「クラフトビール」という名称が東京を中心に市民権を得つつあるが、西日本にいるとまだまだ「地ビール」という名称が一般的だと感じる。箕面でもあちこちで「地ビール」という文字を目にした。しばらくは消費者にとってはわかりづらい状況が続くだろうと思う。10年後も「クラフトビール」と「地ビール」の用語について説明してる気がする。

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・工場の軒先では、ビールを買うこともできる模様。案内してくれたのは、工場長の大下香緒里さん。全国でもまだ珍しい女性ヘッドブルワーだ。お父様が亡くなられた後は社長業も継いでいる。お忙しい中、時間を割いていただき、ただただ感謝。

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・工場長の話の中で印象的だったのは、「テイスティングという感覚で飲んで欲しくない」という言葉。もっとビールを楽しんで欲しいという文脈の中で出てきた。その通りだ!と心の中で叫んでしまう。今後、「ビールを飲む」ことを「テイスティングする」と言うのを僕はやめよう。単純になんだか飲み手だけ偉そうだし。

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・訪問時、箕面ブリュワリーは増設工事中。色々な業者の方々がせわしなく行き来していた。入口のショップエリアがなくなるかわりに、ご近所に直営ショップ兼パブを造る予定なのだとか。2階に広めのスペースを取り、ワークショップやイベントが行えるようにするとのこと。楽しみだ。

・工場長の大下さん、こちらの勝手な先入観でチャキチャキしてる(死語かも)人だと思っていたのだけど、たおやかな(死語かも)印象を受けた。勝手なイメージを抱いて、申し訳ありませんでした!

・あっという間に約束の1時間になり、おいとますることに。ビールは夜、直営バー「BEER BERRY」でいただくことにしよう。

・この時点でまだ正午前だったのだけど、大阪ビールまみれツアーを楽しむにあたり、車が邪魔である。そこで、宿へ行ってみることに。運が良ければもう駐車させてくれるかもしれない。

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・今回予約した宿も恒例の激安系。なんと独身寮の空き部屋を宿泊施設として開放している。部屋の扉を開けてびっくりした。

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・完全に友人の部屋である。だがこちら、寮母さんらしき女性がとても面倒見が良くて最高だった。しかも、車も自由に停めていいとのこと。助かった。爪を立てる勢いで駐車し、ビールを飲む自由を手に入れた。

・早速、阪神電車に乗って梅田へ。

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・梅田と言えば、世界のビール博物館である(ビール好きだけの定理である)。

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・スカイツリーの方には行ったことがあったのだけど梅田は初。ランチも初。ランチメニューは基本ハンバーグ一択だった。三度の飯よりハンバーグ好きなので問題なし。一緒に頼んだのは、メルリン・チェルニー。チェコの樽生を飲む機会はそうそうないので貴重だった。飲みやすくて美味。

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・ちなみに、チェコでは「女性が黒ビールを飲むと胸が大きくなる」と言われているらしい。彼氏にやたら黒ビールを勧められる女性がいたら、そういう意味ですのでご注意ください。

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・店内の5つのカウンターはそれぞれアメリカ、ドイツ、ベルギー、イギリス、チェコとビール5大国流の仕様が施されている。個人的にはアメリカのカウンターが好み。ビールって明るい感じが合うと僕は思う。イギリスのほの暗い感じもいいんだけど。

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・藤原ヒロユキさんのイラストを発見するなど、店内をくまなく見学させてもらって次の目的地へと向かった。次なる聖地とは、吹田駅を降りたらすぐにある…

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・虎一ではなく(阪神ファンの聖地かもしれないが)…

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・アサヒビール吹田工場である。最寄りの出口を出ると、もう麦汁の香りがする。これは現地でしか感じられないスメル的発見だった。

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・午前中にクラフトビールの工場を見学していただけに、その桁違いの大きさに驚愕。実は吹田は、アサヒビール発祥の地。つまり、スーパードライ派の聖地。

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・平日の午後なので、見学者は10人くらいだろうと思ったら大違い。100人近くいた。映像を見た後、各醸造工程をツアー形式で見学した。撮影は禁止。しかし、大手はでかいなあ…改めて。

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・見学後のお楽しみと言えば、出来立てビールのテイスティング。もとい、堪能である。

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・いただいたのは、スーパードライとドライプレミアムとアサヒスタウトの3杯。どれも泡のきめが細かく、新鮮で激旨だった。さらに、吹田工場限定のおつまみ、オコゲスタが絶品だった。見学は無料なのに至れり尽くせり。

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・新鮮かつグラスが綺麗な証拠、エンジェルリングがまあくっきりと。

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・3杯完飲でまだ明るいのにほろ酔い。天使に召されている場合ではない。夜はこれから。ヘパリーゼで戦闘態勢を整えて、箕面ビールの直営バー「BEER BERRY」をめざすのだった。

 

箇条書きと写真で綴るビア旅(大阪~兵庫編)その2 に続く